テスラ

クリストファー・ノーラン監督「プレステージ」を観た。テスラ・コイルが出てきた時はぐっときた。 我孫子武丸著「殺戮にいたる病」読了。トリッキーだけど、全部が覆った時に「だから?」って思ってしまった。

ホロウ

黒沢清監督「ドッペルゲンガー」を観た。ユースケ・サンタマリアに、ちょっと狂気を孕んだ役って合うと思う。 有吉弘行の最大の功績は、それまでの毒舌の芸の無さ、陳腐さを明るみに出したことだ。青木さやか等のそれまでの毒舌芸を最早芸ではないと自明にし…

三ツ矢

金子修介監督「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」を観た。平成ガメラ3部作の完結編。名作と名高い本作。小学生の時にガメラ1&2は観たのですが、3は今回が初見。諸々の設定を忘れていたので1&2を観返したい。というのもガメラの設定って結構マジなんです…

レーズン

マーティン・スコセッシ監督「ディパーテッド」を観た。警察に潜入したスパイとマフィアに潜入した警察官の苦悩を描いたサスペンス映画。 頭脳戦を期待してたんだけど、基本的に頭脳戦はしていない。情報のやり取りのすれ違いがあったりはしたけど。互いの正…

BIC

ポール・バ−ホーベン監督「インビジブル」を観た。透明人間になったらやってみたいことそれは、人間の欲求の最深部にある。 欲求を人知れず好きなだけ満たすことができたら…。つまり、透明人間になれたら…。サスペンスホラー調なんだけど、やってることの大…

ラバー

カン・ジュギュ監督「シュリ」を観た。娯楽映画として楽しめました。

リノリウム

ターセム・シン監督「ザ・セル」を観た。アニメや映画監督がたびたび精神世界をテーマにするのは舞台美術や綺麗な映像を詰め込みやすいからじゃないかな。そんな監督の映像フェティシズムがこの映画でも。トニー・スコット監督「エネミー・オブ・アメリカ」…

ギア

ティム・バートン監督「スリーピー・ホロウ」を観た。このファンタジー感たまらん。ファンタジーって不思議なもんで、作り物感が異世界の世界感の構築を助けることがあると思うんです。SFに出てくる宇宙船が作り物っぽかったら、世界感を崩しかねないと思う…

波動関数の確率解釈

マシュー・ボーン監督「キック・アス」を観た。これはオタクの映画だ。 ラノベのヒロインの設定によく出てくる戦う女の子、汚い言葉遣い、ズレた感覚、凄惨な過去、ロリ。全部がヒットガールに凝縮されている。 クロエ・グレース・モレッツの虜になりますよ…

コペンハーゲン解釈。

佐藤勝彦監修「『量子論』を楽しむ本」読了。 アニメ「エンジェルビーツ」を観ました。

バーナブル

横山秀夫著「ルパンの消息」読了。思わずキャスティングを考えてしまう程キャラクターが立っていて面白かった。

Tシャツが欲しい。

バンクシ―監督「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」を観た。ドキュメンタリーなんだけど、見事なシークエンスであれよあれよと商業的アートの軽薄さやバカバカしさをつまびらかにしてる。グラフィティアートの本質である単なるヴァンダリズムではない…

シークエンス

ダーレン・アロノフスキー監督「π(パイ)」を観た。BGMにテクノ音楽が使われているのもいい。この監督、ブラックスワンの監督なんですね。なるほどサイコスリラーがお得意なのですね。

スペースボール

スティーブン・スピルバーグ監督「E.T.」を観た。やっぱり面白い。「E.T.」観返してから「スーパー8」観るとさらに楽しいと思います。

ネス

J.J.エイブラムス監督「スーパー8」を観た。色々批判されてるんでしょうし、ツッコミどころがないわけではないけど、諸々の映画的表現もオマージュも全部ひっくるめて、映画なんだよっていう開き直り、向き合い方が潔くて、好きでした。The Knackの「My Shar…

乾麺

伊藤計劃著「ハーモニー」読了。傑作。特筆すべきはあれだけの世界感を360ページ余りで構築してみせたこと。構築と深化とを同時にこなしながら進行していく様は、宙に橋を掛けながら空を歩いていってるようであります。

キャップ

ジョージ・ルーカス監督「スターウォーズ エピソードⅣ/新たなる希望」を観た。というのも最近トライセラトップスを聴いていて、中でもファーストアルバムをよく聴いていて、その中の「My Skywalker's T-Shirt」のサビ「だから僕のルーク・スカイウォーカーの…

サンデイモーニング

2006年版の「涼宮ハルヒの憂鬱」を観ました。 面白かったです。「海がきこえる」を観ました。 武藤に恋しました。「茄子 スーツケースの渡り鳥」を観ました。 前作のが良かったです「紅の豚」を観ました。 『ファシストになるより豚の方がマシさ』田中さんが…

サービス

道尾秀介著「骸の爪」読了。正統派でやはり面白い。

ナイン

松本人志監督「さや侍」を観た。全然ダメ。 主人公・野見勘十郎が「さや侍」になった経緯、理由が妻を流行病で亡くし、刀を持たない侍、「さや侍」になったと一言で済まされていて不十分。「さや侍」ってタイトルにしてるぐらいなのだからそこは時間を割いて…

アトミック

ビル・パクストン監督「フレイルティー 妄執」を観た。微妙。ナチョ・ビガロンド監督「タイムクライムス」を観た。B級感が漂っているけど、タイムスリップものとして面白い仕上がりになっているんじゃないでしょうか。ビデオワンの伝票には「タイムクライシ…

フィリップス。

伊坂幸太郎著「チルドレン」読了。ちょっと大長編が続いていたので息抜きがてらに読んでみた。伊坂幸太郎の小説の中では結構上位にくる面白さでした。嘘っぽい台詞廻しが抑えられてて恥ずかしくなく、平易な言葉遣いでリーダブル。よかったっす。

ディック

清涼院流水著「コズミック 水」読了。こうしてコズミック&ジョーカーの清涼IN流水を読んでみたわけだけど、ミステリの醍醐味が分量の割に少なくて、物足りなかった印象。長く書いてる所為で、フリを効かせ過ぎた所為で、オチの鮮度が落ちてるのか、オチのタ…

スー・ラー

清涼院流水著「ジョーカー 涼」読了。清涼院流水は本作で、作中に提示する推理小説構成要素30項目をすべて網羅した推理小説の総決算的な小説を作ろうと試みたらしい。けど、結構な部分で「ん?」ってなる場所があり、試みが成功したかどうかは疑わしい。 作…

二重惑星

清涼院流水著「ジョーカー 清」読了。コズミックの対となる小説。「コズミック 世紀末探偵神話」を二分冊した上下巻にあたる「コズミック 流」「コズミック 水」、「ジョーカー 旧約探偵神話」を二分冊した上下巻にあたる「ジョーカー 清」「ジョーカー 涼」…

ベースボール

豊島圭介監督「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」を観た。娯楽として面白かったです。バナナマン設楽さんの演技、好きです。デビッド・フィンチャー監督「ソーシャルネットワーク」を観た。演技もストーリーも作り込んでいて、これといった穴がない。いわゆ…

JDC

torico監督「イケルシニバナ」を観た。最悪。「世にも奇妙な物語」を映画にしちゃって「世にも奇妙な物語」より面白くないって感じ。椎名林檎的な存在になりたいのか、自分プロデュースしたくてたまらないのか、イタいニュアンスが出てる。椎名林檎は実力魅…

パッシブスピーカー。

京極夏彦著「姑獲鳥の夏」読了。すごく良かった。豊富な知識から紡がれる一見こじ付けの様な伏線の数々も、納得させられる解説と解決で圧倒させてしまう筆力がある。キャラクターも魅力的で、女の子の読者が多いのも納得。萌えが詰まってる。男性に対しての…

魔女

西尾維新著「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」読了。ヒロインの玖渚ちゃんから「うに」「うに?」(鳴き声?感情表現?萌え語?)などの言葉が発せられた時には、完全に『無』の顔になってしまったけれど、本格ミステリーの醍醐味が十二分に詰まって…

ハートビート

クシシュトフ・キェシロフスキ監督「トリコロール/青の愛」を観た。タイトル通り青みがかった映像が特徴で、古臭さを感じなかった。ジュリエット・ビノシュが可愛く美人で、「ショコラ」で演じたしなやかで壮健な母親のイメージとは違う女性らしさが滲んでい…