ギア

ティム・バートン監督「スリーピー・ホロウ」を観た。

このファンタジー感たまらん。ファンタジーって不思議なもんで、作り物感が異世界の世界感の構築を助けることがあると思うんです。SFに出てくる宇宙船が作り物っぽかったら、世界感を崩しかねないと思うんですけど、作り物っぽさを巧いことやればファンタジー世界では素晴らしい効果を生んだりするんです。

ティム・バートンは巧いことやったんです。

作り物っぽさとは嘘っぽさで、嘘っぽさは虚構感。この虚構感が画面全体に漂ってて、気持ちいい浮遊感を演出してるんです。
ジョニー・デップもいいんです。

『〜感』と書き過ぎました。