ナイン

松本人志監督「さや侍」を観た。

全然ダメ。
主人公・野見勘十郎が「さや侍」になった経緯、理由が妻を流行病で亡くし、刀を持たない侍、「さや侍」になったと一言で済まされていて不十分。「さや侍」ってタイトルにしてるぐらいなのだからそこは時間を割いて描かなきゃいけなかったのではないだろうか。

書こうと思えば、駄目な部分は枚挙に暇がないけど、つまるところ野見勘十郎っていう人がまったく見えなかったことはこの映画にとって致命傷じゃないだろうか。