二ール・ジョーダン監督「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を観た。

ヴァンパイアがインタビューで過去200年のことについて語るっていう趣向の映画。回想で展開していくんだけど、インタビュー(現在)と回想(過去)の結びつきが希薄過ぎて、面白い設定なのに残念。スラムドッグミリオネアみたいに強引でもいいから結びつきが欲しかった。

M・ナイト・シャマラン監督「サイン」を観た。

妻を事故で亡くして、神への信仰心を失ってしまった元神父、喘息持ちのその息子、水に敏感で「汚染されてる」「埃が入っている」「髪の毛が入っている」と、コップを次々に代える娘、元パワーヒッターの叔父が暮らしているとうもろこし農場に、ある日、ミステリーサークルが現れる。世界中で次々と目撃されるミステリーサークル、UFO、宇宙人。何かが起ころうとしている。これは宇宙人が侵略してくるサインだ。ってなわけで、宇宙規模の問題を家族単位で描いてる稀有な映画。様々な偶然が絡み合って奇跡が起きるって結末なんだけど、誰もケチを付けられないんじゃないかな。完璧って意味じゃないんだけど、神を信じられなくなった元神父が神の存在を認めざるをえないような出来事に遭遇するってストーリーだから。かなり強引だけど、神を認めざるをえないような出来事が起きないと成立しないんだから。僕は結構好きです。ただもうちょっと煽りが欲しかった。